光のもとでⅡ
対策を練った、といってもたいそうなことはしていない。酒のことならホテルのバーラウンジ、Cruise(クルーズ)へ行けば顔馴染みのスタッフがアドバイスしてくれる。
俺は、リィの手術が無事に終わったことを聞いてからホテルへ出向き、アドバイスを受けるべくクルーズへと向かったのだ。
クルーズはバーラウンジということもあり、昼間はそこまで客が多くない。そんな時間を見計らっていくと、
「あれ? 若槻くんがここへ顔を出すなんて珍しいな。私服っていうことはプライベート?」
クルーズの古株、佐久間(さくま)さんに声をかけられた。
「かくかくしかじか、ちょっと知恵を拝借したくてですね……」
「なんだろう? ここに来たってことはアルコール関連かな?」
にこやかに迎えられ、俺はカウンター席へ案内された。
「御園生夫妻のご実家へお酒を贈ることになったんですけど、自分、酒のことは全然詳しくないので……」
「なるほど。いいよ、相談に乗ろう」
俺は、リィの手術が無事に終わったことを聞いてからホテルへ出向き、アドバイスを受けるべくクルーズへと向かったのだ。
クルーズはバーラウンジということもあり、昼間はそこまで客が多くない。そんな時間を見計らっていくと、
「あれ? 若槻くんがここへ顔を出すなんて珍しいな。私服っていうことはプライベート?」
クルーズの古株、佐久間(さくま)さんに声をかけられた。
「かくかくしかじか、ちょっと知恵を拝借したくてですね……」
「なんだろう? ここに来たってことはアルコール関連かな?」
にこやかに迎えられ、俺はカウンター席へ案内された。
「御園生夫妻のご実家へお酒を贈ることになったんですけど、自分、酒のことは全然詳しくないので……」
「なるほど。いいよ、相談に乗ろう」