光のもとでⅡ
「翠葉、よく来たな!」
応接室の入り口に立っていたのは小柄なおじさんだった。小柄、といっても百七十はあるだろう。
「黄(こう)叔父さんっ!」
リィが人に抱きつくところを初めて見たかも。リィにあんなことされたら、秋斗さんや司っちは間違いなくフリーズだな。
「お久しぶりです。四月にいただいたメールが海外からだったから、今日はもしかしたらいないかも、って思っていたの!」
「ははは! そんなにゆっくりはしていられないんだけどね、翠葉たちが来るっていうからこの週は国内での予定を組んでたんだ。蒼樹も久しぶりだな。それから――君が唯芹くん?」
「は、はいっ」
「碧の弟、叔父の黄だ。よろしくな」
握手を求められ応じると、小柄にはそぐわない力でガシっとハグされた。バシバシと背中を叩く力には遠慮がない。
応接室の入り口に立っていたのは小柄なおじさんだった。小柄、といっても百七十はあるだろう。
「黄(こう)叔父さんっ!」
リィが人に抱きつくところを初めて見たかも。リィにあんなことされたら、秋斗さんや司っちは間違いなくフリーズだな。
「お久しぶりです。四月にいただいたメールが海外からだったから、今日はもしかしたらいないかも、って思っていたの!」
「ははは! そんなにゆっくりはしていられないんだけどね、翠葉たちが来るっていうからこの週は国内での予定を組んでたんだ。蒼樹も久しぶりだな。それから――君が唯芹くん?」
「は、はいっ」
「碧の弟、叔父の黄だ。よろしくな」
握手を求められ応じると、小柄にはそぐわない力でガシっとハグされた。バシバシと背中を叩く力には遠慮がない。