光のもとでⅡ
「あっちはスーツしか置いてないみたい。ステーショナリーグッズはこの一角とショーケースっぽい。とりあえず、ひとつずつ見ていって司っちにプレゼントしたいもの見つけよう。なければほかのショップを探すって手もある」
「う、うん……」
私はそこに並ぶものを見ながら、普段ツカサが使っている筆記用具を思いだしていた。
ペンケースは柔らかい皮のロールタイプ。それにはシャーペン、ボールペン、定規、消しゴムがポケットに挿してある。ポケットの数からしてもそんなにたくさんのものが入るペンケースではない。
シャーペン本体はネイビーで、品のよいゴールドに縁取れている。重厚感溢れるそれには、確か、金字でイニシアルが入っていた。
「……あのペンケースにはあれ以上のものは入らないよね」
だとしたら、ペンケースに入れないものを探す必要がある。そうは言っても、もともとが洋服屋さんなのでたくさんのものを置いているわけではない。
ひとつずつ見ていくと、ツカサの使っているペンケースと同じものがあった。
「う、うん……」
私はそこに並ぶものを見ながら、普段ツカサが使っている筆記用具を思いだしていた。
ペンケースは柔らかい皮のロールタイプ。それにはシャーペン、ボールペン、定規、消しゴムがポケットに挿してある。ポケットの数からしてもそんなにたくさんのものが入るペンケースではない。
シャーペン本体はネイビーで、品のよいゴールドに縁取れている。重厚感溢れるそれには、確か、金字でイニシアルが入っていた。
「……あのペンケースにはあれ以上のものは入らないよね」
だとしたら、ペンケースに入れないものを探す必要がある。そうは言っても、もともとが洋服屋さんなのでたくさんのものを置いているわけではない。
ひとつずつ見ていくと、ツカサの使っているペンケースと同じものがあった。