光のもとでⅡ
「十、九、八、七、六、五、四、三、二、一、誕生日おめでとうっ! ツカサ、十八歳の誕生日おめでとうっ!」
『…………』
「……ツカサ?」
『いや、少しびっくりしただけ……』
「去年、ツカサがこうやってお祝いしてくれたでしょう? だからね、絶対にカウントダウンしたかったの」
自分だけ必死で、テンションが高い気がして少し恥ずかしい。恥ずかしさを紛らわすために会話を繋ぐ。
「誕生日プレゼントを渡したいのだけど、明日、学校で会える?」
『学校じゃなくても会える』
「え?」
『模試の勉強、明日からにしよう』
「こっちに帰ってくるの?」
『そのつもり』
「なんでもっと早く言ってくれなかったのっ!?」
『今決めたから?』
『…………』
「……ツカサ?」
『いや、少しびっくりしただけ……』
「去年、ツカサがこうやってお祝いしてくれたでしょう? だからね、絶対にカウントダウンしたかったの」
自分だけ必死で、テンションが高い気がして少し恥ずかしい。恥ずかしさを紛らわすために会話を繋ぐ。
「誕生日プレゼントを渡したいのだけど、明日、学校で会える?」
『学校じゃなくても会える』
「え?」
『模試の勉強、明日からにしよう』
「こっちに帰ってくるの?」
『そのつもり』
「なんでもっと早く言ってくれなかったのっ!?」
『今決めたから?』