光のもとでⅡ
Side 翠葉 01-01話
藤の会から二週間が過ぎた土曜日――午後から生徒会の集まりがある。
今日は一年生メンバーを迎えて初の顔合わせなのだ。
いつもなら、図書室へ移動してみんなでお弁当を食べるけれど、今日はちょっと違った。サザナミくんと海斗くんがお弁当を持ってきておらず、ふたりは学食で食べるという。こういうとき、たいていは私と桃華さんもお弁当を持って食堂へ移動する。けれど、今日は桃華さんの提案により、私と桃華さんは教室で食べることになった。
ふたりでお弁当を食べようと言われたとき、何かあるのかな、とは思ったけれど、それが私に関するものであるとは思ってもみなかった。
桃華さんはこの二週間、私がずっと気にしていたことを指摘したのだ。
それは、ツカサと何かあったのか、というもの。それだけならば、ツカサ以外の生徒会メンバーに何度となく訊かれていたことだけれど、桃華さんにはもう少し突っ込んだ物言いをされた。
ツカサが私に対してよそよそしい、私を遠ざけているように見える、と。
ここまで言われてしまったら認めざるを得ない。自分でも気づいてはいた。でも、認めるのはちょっと嫌で、深く考えないようにしてきたのだ。
今日は一年生メンバーを迎えて初の顔合わせなのだ。
いつもなら、図書室へ移動してみんなでお弁当を食べるけれど、今日はちょっと違った。サザナミくんと海斗くんがお弁当を持ってきておらず、ふたりは学食で食べるという。こういうとき、たいていは私と桃華さんもお弁当を持って食堂へ移動する。けれど、今日は桃華さんの提案により、私と桃華さんは教室で食べることになった。
ふたりでお弁当を食べようと言われたとき、何かあるのかな、とは思ったけれど、それが私に関するものであるとは思ってもみなかった。
桃華さんはこの二週間、私がずっと気にしていたことを指摘したのだ。
それは、ツカサと何かあったのか、というもの。それだけならば、ツカサ以外の生徒会メンバーに何度となく訊かれていたことだけれど、桃華さんにはもう少し突っ込んだ物言いをされた。
ツカサが私に対してよそよそしい、私を遠ざけているように見える、と。
ここまで言われてしまったら認めざるを得ない。自分でも気づいてはいた。でも、認めるのはちょっと嫌で、深く考えないようにしてきたのだ。