光のもとでⅡ
「何かあった?」と尋ねてきた人は少なくない。それでも、「避けられている」という指摘ではなかったため、私は「何もないよ」と答えてきた。答え続けて二週間――桃華さんの指摘により、現実を受け入れることにしたわけだけど、「遠ざけられている」「避けられている」「距離を置かれている」――それらを認めたところでどうしたらいいのかが見えてくるわけではなかった。
このままでいるのが良くないことはわかる。生徒会メンバーはすでに被害を受けているし、この状況が続けば自分の精神衛生上もよろしくない。
そうは思っても、尋ねづらい……。
「避けてる?」と本人に訊くのは恐ろしく勇気がいるし、直接的な言葉を口にせず、「私、何かしたかな?」と訊くのも怖い――。
「あんた、ここにいる意味あるの?」
「……え?」
ふと気づいたときには生徒会メンバーの視線が自分に集まっていた。さらには、飛翔くんの冷たい眼差しが自分に向けられている。
ここは図書室、揃う面々を見ればミーティング中であることがありありとうかがえる。
「ごめんなさいっ――」
生徒会のミーティングが始まってから今の今まで、私は全く話に参加していなかった。これは何を言われても仕方がない。怖くて、隣に座るツカサの表情を確認することもできなかった。
このままでいるのが良くないことはわかる。生徒会メンバーはすでに被害を受けているし、この状況が続けば自分の精神衛生上もよろしくない。
そうは思っても、尋ねづらい……。
「避けてる?」と本人に訊くのは恐ろしく勇気がいるし、直接的な言葉を口にせず、「私、何かしたかな?」と訊くのも怖い――。
「あんた、ここにいる意味あるの?」
「……え?」
ふと気づいたときには生徒会メンバーの視線が自分に集まっていた。さらには、飛翔くんの冷たい眼差しが自分に向けられている。
ここは図書室、揃う面々を見ればミーティング中であることがありありとうかがえる。
「ごめんなさいっ――」
生徒会のミーティングが始まってから今の今まで、私は全く話に参加していなかった。これは何を言われても仕方がない。怖くて、隣に座るツカサの表情を確認することもできなかった。