光のもとでⅡ
マンションのエントランスで軽食のオーダーをしてエレベーターホールへ直行。
自宅に着くとキッチンへ向かい、手だけ洗ってコーヒーメーカーをセットをした。その後、洗面所でうがいを済ませ、姉さんが住んでいたときから自室として使っている部屋へ向かう。
姉さんが静さんの家へ移ってからも、この家にある家具は何ひとつ変わらない。そして、置かれていた本なども移動されることなく置かれたままだ。
ひとつ変わったとすれば、南側にある主寝室のベットメイキングが変わった程度。引っ越すときに、それだけは姉さんが変えていった。
モノトーンを好む姉さんが、ベットメイキングだけは赤と白のタータンチェックを使用していた。つまり、それがあまりにも俺に不釣合いに思えたのだろう。今はチャコールグレーより若干薄いグレーのカバーがかけられている。
そして、何を思って残していったのかはわからないが、未だ数着、姉さんのルームウェアやパジャマが残されていた。
制服を着替え終わる頃にはコーヒーのいい香りがしていた。そのタイミングで七倉さんがサンドイッチを届けてくれた。
落とし終わったコーヒーをカップに注ぎ、ダイニングでサンドイッチを食す。
なんとなしに時計を見ると、翠に電話をしてから三十分近い時間が経過していた。
自宅に着くとキッチンへ向かい、手だけ洗ってコーヒーメーカーをセットをした。その後、洗面所でうがいを済ませ、姉さんが住んでいたときから自室として使っている部屋へ向かう。
姉さんが静さんの家へ移ってからも、この家にある家具は何ひとつ変わらない。そして、置かれていた本なども移動されることなく置かれたままだ。
ひとつ変わったとすれば、南側にある主寝室のベットメイキングが変わった程度。引っ越すときに、それだけは姉さんが変えていった。
モノトーンを好む姉さんが、ベットメイキングだけは赤と白のタータンチェックを使用していた。つまり、それがあまりにも俺に不釣合いに思えたのだろう。今はチャコールグレーより若干薄いグレーのカバーがかけられている。
そして、何を思って残していったのかはわからないが、未だ数着、姉さんのルームウェアやパジャマが残されていた。
制服を着替え終わる頃にはコーヒーのいい香りがしていた。そのタイミングで七倉さんがサンドイッチを届けてくれた。
落とし終わったコーヒーをカップに注ぎ、ダイニングでサンドイッチを食す。
なんとなしに時計を見ると、翠に電話をしてから三十分近い時間が経過していた。