光のもとでⅡ
……どうしよう、泣きそう――。
でも、その前に確認だけはしよう。
「避けてたっていうのは……」
一息に言うことができなくて、息継ぎを要する。
「手――つないでもすぐに離されちゃうのとか、隣に座ってもすぐに席を立たれちゃうのとか……そういうこと?」
「そう。それらの行動すべてに対して謝りたい」
謝るのはどうして……? 謝ったうえで「別れたい」と言われるのだろうか。
やだな……謝るのなら、「もうしない」と言ってほしい。
「……じゃぁ、もう、そういうの、しない……?」
清水の舞台から飛び降りる気持ちで尋ねた。すると、ツカサは小さく「あぁ」と頷く。
ならば、この話はどこへ着地するのか。次は何を尋ねればいいのか――。
使い物にならない頭を必死で回す。でも、ずっと使われていなかった機械のようにピクリとも動かない。
沈黙が怖い……。何か、何か言わなくちゃ……。
不安に加えて焦りを感じていると、
「翠、俺は……どこまで自分を抑えられるのかがわからない」
「え……?」
何を言われたのか理解ができなかった。
でも、その前に確認だけはしよう。
「避けてたっていうのは……」
一息に言うことができなくて、息継ぎを要する。
「手――つないでもすぐに離されちゃうのとか、隣に座ってもすぐに席を立たれちゃうのとか……そういうこと?」
「そう。それらの行動すべてに対して謝りたい」
謝るのはどうして……? 謝ったうえで「別れたい」と言われるのだろうか。
やだな……謝るのなら、「もうしない」と言ってほしい。
「……じゃぁ、もう、そういうの、しない……?」
清水の舞台から飛び降りる気持ちで尋ねた。すると、ツカサは小さく「あぁ」と頷く。
ならば、この話はどこへ着地するのか。次は何を尋ねればいいのか――。
使い物にならない頭を必死で回す。でも、ずっと使われていなかった機械のようにピクリとも動かない。
沈黙が怖い……。何か、何か言わなくちゃ……。
不安に加えて焦りを感じていると、
「翠、俺は……どこまで自分を抑えられるのかがわからない」
「え……?」
何を言われたのか理解ができなかった。