光のもとでⅡ
ふわり、と遠慮気味に触れるぬくもりに、心の中で「大好き」と何度も唱える。
こんなふうにキスをしてもらえるのは、ツカサに好きだと告白した日以来。あの日は「好き」と伝えるたびにキスをしてくれた。それは今日も有効なのだろうか。
「好き……」
小さく口にするとツカサの目が優しく細まり、願ったとおりにキスをしてもらえた。
何度かキスを繰り返したところで、ツカサの眉間にしわが寄る。
「……ツカサ?」
困惑しているような表情に声をかけると、ツカサは優しく抱きしめてくれた。そして、
「……翠は何が怖い?」
「え……?」
「俺も男だから、秋兄と変わらない。性欲はそれ相応にあると思う。俺がそういうことを考えていたら、恐怖の対象になるのかが知りたい」
いつもなら赤面してしまうような話だ。でも、今は不思議と普通に受け止めることができる。
「……何が違うのかはわからないの。でも、秋斗さんに感じたような恐怖感をツカサには感じてない。でも、性行為は怖い」
「……わかった」
こんなふうにキスをしてもらえるのは、ツカサに好きだと告白した日以来。あの日は「好き」と伝えるたびにキスをしてくれた。それは今日も有効なのだろうか。
「好き……」
小さく口にするとツカサの目が優しく細まり、願ったとおりにキスをしてもらえた。
何度かキスを繰り返したところで、ツカサの眉間にしわが寄る。
「……ツカサ?」
困惑しているような表情に声をかけると、ツカサは優しく抱きしめてくれた。そして、
「……翠は何が怖い?」
「え……?」
「俺も男だから、秋兄と変わらない。性欲はそれ相応にあると思う。俺がそういうことを考えていたら、恐怖の対象になるのかが知りたい」
いつもなら赤面してしまうような話だ。でも、今は不思議と普通に受け止めることができる。
「……何が違うのかはわからないの。でも、秋斗さんに感じたような恐怖感をツカサには感じてない。でも、性行為は怖い」
「……わかった」