光のもとでⅡ
Side 翠葉 02-03話
一通り進路に関する話をしたあと、
「胃の調子は?」
突如訊かれた問いに思わず笑みが漏れる。
「あのね、唯兄からプレゼントに食べ物もあるみたいって聞いて、お夕飯は少し控えてきたの」
「それは何より」
何を作ってくれたのかが知りたくて、席を立ったツカサについて行く。と、冷蔵庫から出てきたのはミルクレープだった。それも、単なる生クリームではなく、甘さ控え目の生クリームとチーズクリームが交互にサンドされたもの。
ホールを切り分けプレートへ載せると、今度は色鮮やかなミックスベリーのジャムを盛り付けられる。
「わぁ……かわいい」
部屋へ戻って数字のキャンドルに火を点けると、室内の照明を落とし「誕生日おめでとう」と小さな手提げ袋を渡された。
「開けてもいい?」
「どうぞ」
リボンを解いて箱を開けると、ゴールドのチェーンに小さな天然石がいくつかついたブレスレットだった。
オレンジ色の炎のもとだけれど、この天然石は――。
「胃の調子は?」
突如訊かれた問いに思わず笑みが漏れる。
「あのね、唯兄からプレゼントに食べ物もあるみたいって聞いて、お夕飯は少し控えてきたの」
「それは何より」
何を作ってくれたのかが知りたくて、席を立ったツカサについて行く。と、冷蔵庫から出てきたのはミルクレープだった。それも、単なる生クリームではなく、甘さ控え目の生クリームとチーズクリームが交互にサンドされたもの。
ホールを切り分けプレートへ載せると、今度は色鮮やかなミックスベリーのジャムを盛り付けられる。
「わぁ……かわいい」
部屋へ戻って数字のキャンドルに火を点けると、室内の照明を落とし「誕生日おめでとう」と小さな手提げ袋を渡された。
「開けてもいい?」
「どうぞ」
リボンを解いて箱を開けると、ゴールドのチェーンに小さな天然石がいくつかついたブレスレットだった。
オレンジ色の炎のもとだけれど、この天然石は――。