光のもとでⅡ
「ハナぁ……少しおとなしくしてて? これじゃ飾り作りもできないわ」
真白さんが困り果てているところへ現れたのは涼先生。
「ハナは私が見ていましょう。ハナ、おいで」
涼先生はハナちゃんを抱えるとリビングから出ていった。
「今日、涼先生もいらっしゃるんですね?」
平日なのにおかしいな、と思いながら口にすると、
「毎年、七夕はお休みしてくれるんです」
真白さんは嬉しそうに口にした。
七夕は何か記念日なのだろうか、と思っていると、果歩さんがこっそり耳打ちしてくれる。
「お義母さんとお義父さん、七夕に出逢ったんだって」
「わぁ、すてき……」
出逢った日が七夕なんて、運命を感じてしまいそうだ。それに、結婚記念日ではなくても、こういった記念日を大切にしてくれる旦那様なんて憧れてしまう。
「翠葉ちゃんと司は? やっぱり学校で出逢ったの?」
「はい。高校の入学式の日に会ったんですけど、あとで知ったら、その日はツカサの誕生日でした」
「それもまたすごいね?」
そんな話をしていると、真白さんが短冊を持ってきてくれた。
真白さんが困り果てているところへ現れたのは涼先生。
「ハナは私が見ていましょう。ハナ、おいで」
涼先生はハナちゃんを抱えるとリビングから出ていった。
「今日、涼先生もいらっしゃるんですね?」
平日なのにおかしいな、と思いながら口にすると、
「毎年、七夕はお休みしてくれるんです」
真白さんは嬉しそうに口にした。
七夕は何か記念日なのだろうか、と思っていると、果歩さんがこっそり耳打ちしてくれる。
「お義母さんとお義父さん、七夕に出逢ったんだって」
「わぁ、すてき……」
出逢った日が七夕なんて、運命を感じてしまいそうだ。それに、結婚記念日ではなくても、こういった記念日を大切にしてくれる旦那様なんて憧れてしまう。
「翠葉ちゃんと司は? やっぱり学校で出逢ったの?」
「はい。高校の入学式の日に会ったんですけど、あとで知ったら、その日はツカサの誕生日でした」
「それもまたすごいね?」
そんな話をしていると、真白さんが短冊を持ってきてくれた。