光のもとでⅡ
「ポイントは……ひとつは出逢った日が七夕であること。ふたつめは、出逢った日を覚えていてくれるところ。三つめは、覚えていてくれるだけじゃなくて、毎年特別な日にしてくれるところ。どれもすてきだな、と思う」
「……今さら出逢った日は変えられないし、出逢った日を覚えていたところで、学生であるうちはその日に出かけるのは無理だと思う」
そんな言葉が返ってくるとは思わず、さらに驚いた。直後、ツカサは照れ隠しのように目を逸らす。
こんなツカサは何度か見たことがあるけれど、そのたびに思う。少しかわいい、と。
「出逢った日が好きな人の誕生日って、それだけで特別感満載なんだけどな……。ね、来年の誕生日もふたりでケーキを食べよう?」
ツカサは何も言わないけれど、目が「そんなことでいいの」と訊いている。だから、
「うん。そんなことでいいの」
私はにこりと笑って見せた。
「来年も七夕祭りがあるのなら、来年はどんな願いごとを書く? 私は何をお願いしようかな」
今日は思いついたことをそのまま書いた感じ。それを後悔しているわけじゃないけれど、来年もあるのなら、もう少し考えたものにしたい。
「……今さら出逢った日は変えられないし、出逢った日を覚えていたところで、学生であるうちはその日に出かけるのは無理だと思う」
そんな言葉が返ってくるとは思わず、さらに驚いた。直後、ツカサは照れ隠しのように目を逸らす。
こんなツカサは何度か見たことがあるけれど、そのたびに思う。少しかわいい、と。
「出逢った日が好きな人の誕生日って、それだけで特別感満載なんだけどな……。ね、来年の誕生日もふたりでケーキを食べよう?」
ツカサは何も言わないけれど、目が「そんなことでいいの」と訊いている。だから、
「うん。そんなことでいいの」
私はにこりと笑って見せた。
「来年も七夕祭りがあるのなら、来年はどんな願いごとを書く? 私は何をお願いしようかな」
今日は思いついたことをそのまま書いた感じ。それを後悔しているわけじゃないけれど、来年もあるのなら、もう少し考えたものにしたい。