光のもとでⅡ
「そのお教室、土曜日や日曜日もやってる……? うちの学校だと、どうしても平日に通うのは無理だから……」
「土日もやってるし、地下に練習室もあるからそこを利用する生徒さんも多いよ。……ここであーだこーだ言うよりも、教室紹介するほうがいいっぽいな」
「お願いできる……?」
「任せなさいって!」
佐野くんは胸を叩いて請合ってくれた。
先生との話し合いで進路が確定することはなく、考えている大学や学科を話したところ、今の成績ならば学科試験は問題なくクリアできるとのことで、個別試験として必要になる実技に力を入れるよう指導された。その際、音楽の蓮井先生に相談してみるか、と尋ねられたけれど、佐野くんの伝手でお話を聞けることになっていたので、必要があれば後日自分から尋ねる旨を話した。
「土日もやってるし、地下に練習室もあるからそこを利用する生徒さんも多いよ。……ここであーだこーだ言うよりも、教室紹介するほうがいいっぽいな」
「お願いできる……?」
「任せなさいって!」
佐野くんは胸を叩いて請合ってくれた。
先生との話し合いで進路が確定することはなく、考えている大学や学科を話したところ、今の成績ならば学科試験は問題なくクリアできるとのことで、個別試験として必要になる実技に力を入れるよう指導された。その際、音楽の蓮井先生に相談してみるか、と尋ねられたけれど、佐野くんの伝手でお話を聞けることになっていたので、必要があれば後日自分から尋ねる旨を話した。