光のもとでⅡ
「見ない顔だけど、外部生?」
「……はい」
「やっぱりね! 君、何組?」
「……A組、です」
「A組かー。そりゃ廊下でもそうそう会わないよね。俺、F組。A組だと飛翔と同じクラス?」
そこまで言われて話が食い違っていることに気づく。
「あの……」
「名前は? 俺、真島渉(ましまわたる)」
次から次へと話しかけられ、すっかり二年生であることを言いそびれてしまった。
「あっ! 飛翔だ!」
真島くんは校舎から出てきた飛翔くんを見つけて大きく手を振った。飛翔くんは私を視界に認めるなり眉間にしわを寄せる。
「なんであんたが真島と一緒にいるわけ?」
さぁ、なぜでしょう……。
「……はい」
「やっぱりね! 君、何組?」
「……A組、です」
「A組かー。そりゃ廊下でもそうそう会わないよね。俺、F組。A組だと飛翔と同じクラス?」
そこまで言われて話が食い違っていることに気づく。
「あの……」
「名前は? 俺、真島渉(ましまわたる)」
次から次へと話しかけられ、すっかり二年生であることを言いそびれてしまった。
「あっ! 飛翔だ!」
真島くんは校舎から出てきた飛翔くんを見つけて大きく手を振った。飛翔くんは私を視界に認めるなり眉間にしわを寄せる。
「なんであんたが真島と一緒にいるわけ?」
さぁ、なぜでしょう……。