光のもとでⅡ
「飛翔ずりーぞっ」
真島くんの言葉を無視した飛翔くんに、肩越しに睨まれる。けれども、視線はすぐに私から外された。
「今の、必要最低限の救助活動なんで」
誰に向かって言ってるのかと振り返ると、すぐそこにツカサが立っていた。
「救助活動ついでにその男を連れて立ち去ってくれないか?」
「引き受けます」
「え? え? えーーー!? 何? 俺、まだセンパイと話したいよっ」
「司先輩に睨まれていいなら置いていく」
「えっ!? やっ、何っ!? そういうことなの!? ちょっ、飛翔待ってよっっっ」
ふたりは部室棟へと続く階段を下りていった。
ツカサに会うのはテスト期間以来。
「久しぶり……」
「……テスト振りなだけだけど」
確かに、「久しぶり」というほど日が経っているわけではない。
真島くんの言葉を無視した飛翔くんに、肩越しに睨まれる。けれども、視線はすぐに私から外された。
「今の、必要最低限の救助活動なんで」
誰に向かって言ってるのかと振り返ると、すぐそこにツカサが立っていた。
「救助活動ついでにその男を連れて立ち去ってくれないか?」
「引き受けます」
「え? え? えーーー!? 何? 俺、まだセンパイと話したいよっ」
「司先輩に睨まれていいなら置いていく」
「えっ!? やっ、何っ!? そういうことなの!? ちょっ、飛翔待ってよっっっ」
ふたりは部室棟へと続く階段を下りていった。
ツカサに会うのはテスト期間以来。
「久しぶり……」
「……テスト振りなだけだけど」
確かに、「久しぶり」というほど日が経っているわけではない。