光のもとでⅡ
連日の試合でツカサが疲れていないか、と少しだけ心配したけれど、ドアを開けてくれたツカサはとてもさっぱりとした顔をしていた。
そんな顔を見ると、何度でも「おめでとう」を言いたくなる。
部屋に入ると、手近な場所にあったベッドへ腰掛け、再度「優勝おめでとう!」と声をかけた。
抱きつきたい気分だったけれど、それはちょっと我慢。
ツカサは私の前に立ち、
「翠、約束覚えてる?」
「え?」
「優勝したら願いごと、っていうの」
「あ、うん。覚えてるよ。願いごとって何?」
私にきけることだというので、それはそれで楽しみにしていた。
ツカサの目をじっと見ていると、
「翠を抱きたい」
少し言いづらそうに口にしたツカサを不思議に思いながら、座っていては抱きづらいだろうか、と立ち上がる。
「いいよ。でも、そんなことでいいの?」
ツカサはいつものようにそっと抱きしめてくれた。
ツカサの腕の中で、何度も「おめでとう! おめでとう!」と心の中で唱えていると、
「こういう抱くじゃなくて、翠が欲しい、って意味なんだけど……」
「え……?」
そんな顔を見ると、何度でも「おめでとう」を言いたくなる。
部屋に入ると、手近な場所にあったベッドへ腰掛け、再度「優勝おめでとう!」と声をかけた。
抱きつきたい気分だったけれど、それはちょっと我慢。
ツカサは私の前に立ち、
「翠、約束覚えてる?」
「え?」
「優勝したら願いごと、っていうの」
「あ、うん。覚えてるよ。願いごとって何?」
私にきけることだというので、それはそれで楽しみにしていた。
ツカサの目をじっと見ていると、
「翠を抱きたい」
少し言いづらそうに口にしたツカサを不思議に思いながら、座っていては抱きづらいだろうか、と立ち上がる。
「いいよ。でも、そんなことでいいの?」
ツカサはいつものようにそっと抱きしめてくれた。
ツカサの腕の中で、何度も「おめでとう! おめでとう!」と心の中で唱えていると、
「こういう抱くじゃなくて、翠が欲しい、って意味なんだけど……」
「え……?」