光のもとでⅡ
やっぱり、会いたいと思っているのは私だけなのだろうか……。
そう思えば思うほどに、言いようのない寂しさに心が支配される。
「これから部活、だよね」
「そうだけど」
「がんばってね」
目を合わせることができなかった。何を考えているのか読まれてしまいそうで。
一歩足を踏み出せば、私の前にツカサが立ちはだかる。
「泣きそうな顔されるのも、毎日ここにいるのもわけがわからないんだけど」
「っ……ここにいたのは人間ウォッチング。ただ、人の往来を見ていただけ」
「毎日毎日飽きもせず?」
「そう、悪いっ!?」
「悪いとは言ってない。泣きそうな理由は?」
「黙秘っ」
強行突破しようとしたら腕を掴まれた。
そう思えば思うほどに、言いようのない寂しさに心が支配される。
「これから部活、だよね」
「そうだけど」
「がんばってね」
目を合わせることができなかった。何を考えているのか読まれてしまいそうで。
一歩足を踏み出せば、私の前にツカサが立ちはだかる。
「泣きそうな顔されるのも、毎日ここにいるのもわけがわからないんだけど」
「っ……ここにいたのは人間ウォッチング。ただ、人の往来を見ていただけ」
「毎日毎日飽きもせず?」
「そう、悪いっ!?」
「悪いとは言ってない。泣きそうな理由は?」
「黙秘っ」
強行突破しようとしたら腕を掴まれた。