光のもとでⅡ
「……天気予報の話でもいい?」
却下されるかと思ったけれど、「別にかまわない」と言われた。
「お弁当、一緒に食べたいって言ったら迷惑?」
「……迷惑じゃない。ただ――」
ツカサは言いかけて口を閉じた。
「悪い……。何も言ってなかった俺も悪い」
「え?」
「翠がクラスで浮くのは嫌だって言ってたから」
……それはどういう意味?
「新学期始まったばかりだろ……。うちの学校、昼休みくらいしか人と話す時間ないから、その時間を自分との時間に割かせるのを遠慮しただけ。翠が一緒に食べたいっていうなら一緒に食べる。でも、まだ話したことがない人間がいるならクラスにいたら?」
言われてすんなりと納得できた。
お弁当、一緒に食べなくなったのにはきちんと理由があったのだ。
校舎がどうとかそういうことではなく、私のことを考えてくれていた……。
却下されるかと思ったけれど、「別にかまわない」と言われた。
「お弁当、一緒に食べたいって言ったら迷惑?」
「……迷惑じゃない。ただ――」
ツカサは言いかけて口を閉じた。
「悪い……。何も言ってなかった俺も悪い」
「え?」
「翠がクラスで浮くのは嫌だって言ってたから」
……それはどういう意味?
「新学期始まったばかりだろ……。うちの学校、昼休みくらいしか人と話す時間ないから、その時間を自分との時間に割かせるのを遠慮しただけ。翠が一緒に食べたいっていうなら一緒に食べる。でも、まだ話したことがない人間がいるならクラスにいたら?」
言われてすんなりと納得できた。
お弁当、一緒に食べなくなったのにはきちんと理由があったのだ。
校舎がどうとかそういうことではなく、私のことを考えてくれていた……。