光のもとでⅡ
Side 翠葉 02話
二学期が始まると、翌週には全国模試と課題テストが行われる。今はそれに向けて勉強をしているところ。
テスト前からゲストルームに人が集まってみんなでご飯を食べる習慣も変わらず。
プラネットパレスが完成した今となっては、御園生家は総出で参加しているし、結婚した楓先生は果歩さんと赤ちゃんを連れてくることもある。
みんなでご飯を食べたあとはお勉強タイム。
ご飯前はツカサの家で勉強するけれど、ご飯のあとはゲストルームのリビングで勉強。
一見して何も変わっていないように見えるけれど、小さな変化はそこかしこにある。
今までなら勉強会にはいつだって海斗くんがいた。けれども、今回から日中の勉強会に海斗くんはいない。どうやら、日中は飛鳥ちゃんと勉強することにしたらしい。
それでも六時からの会食には間に合うように帰ってくるし、夕飯を食べたあとは一緒に勉強している。
「海斗くん、今度こそ勝つからねっ?」
「おっ! 受けて立とうじゃないのっ!」
そんなやり取りをしていると、
「海斗、一位脱落は許しても二位脱落は許すつもりはない。そんなことが起きようものなら、次回のテスト勉強には立花も連れてこい」
「いいけど、司が飛鳥の勉強を見れると思わないんだけどなぁ……」
「安心しろ。俺が見るのは海斗と翠だけだ」
「じゃ、なんで飛鳥も一緒?」
「海斗の勉強が疎かにならないよう監視するため以外になんの理由が?」
ツカサの言葉以降、会話が止まってしまったのは言うまでもない。
テスト前からゲストルームに人が集まってみんなでご飯を食べる習慣も変わらず。
プラネットパレスが完成した今となっては、御園生家は総出で参加しているし、結婚した楓先生は果歩さんと赤ちゃんを連れてくることもある。
みんなでご飯を食べたあとはお勉強タイム。
ご飯前はツカサの家で勉強するけれど、ご飯のあとはゲストルームのリビングで勉強。
一見して何も変わっていないように見えるけれど、小さな変化はそこかしこにある。
今までなら勉強会にはいつだって海斗くんがいた。けれども、今回から日中の勉強会に海斗くんはいない。どうやら、日中は飛鳥ちゃんと勉強することにしたらしい。
それでも六時からの会食には間に合うように帰ってくるし、夕飯を食べたあとは一緒に勉強している。
「海斗くん、今度こそ勝つからねっ?」
「おっ! 受けて立とうじゃないのっ!」
そんなやり取りをしていると、
「海斗、一位脱落は許しても二位脱落は許すつもりはない。そんなことが起きようものなら、次回のテスト勉強には立花も連れてこい」
「いいけど、司が飛鳥の勉強を見れると思わないんだけどなぁ……」
「安心しろ。俺が見るのは海斗と翠だけだ」
「じゃ、なんで飛鳥も一緒?」
「海斗の勉強が疎かにならないよう監視するため以外になんの理由が?」
ツカサの言葉以降、会話が止まってしまったのは言うまでもない。