光のもとでⅡ
確かに、接点という接点はさほどないし、共通の話題と言われても思いあたるものは見つからない。でも、会うのが楽しみなことに変わりはなかった。
「悪い、なんか悩ませた?」
「うん、ちょっと。でも……どうしてかな? そんなに困る気はしないの」
「ふーん。ならいいけど……」
「じゃ、私帰るね。ツカサは部活がんばってね」
図書室を出ようとしたら腕を掴まれ、次の瞬間には掠めとるようなキスをされた。
ここ何度か、こんなふうにキスをされることがあって、ちょっとだけ困惑している。
「ツカサ……おうちに人がいるときや学校はちょっと……」
「どうして?」
「恥ずかしい……」
「見られているわけでもないのに?」
「見てる人がいたらどうしよう、って思うと心臓が……」
「そんなドジは踏まないから安心しろ」
「……もぅ」
抗議しつつも強く言えないのは、キスをされるのが嬉しいから。
ツカサはそういうこともわかっていてしている気がするから、なんだかやっぱり少し悔しかった。
「悪い、なんか悩ませた?」
「うん、ちょっと。でも……どうしてかな? そんなに困る気はしないの」
「ふーん。ならいいけど……」
「じゃ、私帰るね。ツカサは部活がんばってね」
図書室を出ようとしたら腕を掴まれ、次の瞬間には掠めとるようなキスをされた。
ここ何度か、こんなふうにキスをされることがあって、ちょっとだけ困惑している。
「ツカサ……おうちに人がいるときや学校はちょっと……」
「どうして?」
「恥ずかしい……」
「見られているわけでもないのに?」
「見てる人がいたらどうしよう、って思うと心臓が……」
「そんなドジは踏まないから安心しろ」
「……もぅ」
抗議しつつも強く言えないのは、キスをされるのが嬉しいから。
ツカサはそういうこともわかっていてしている気がするから、なんだかやっぱり少し悔しかった。