光のもとでⅡ
「なんで毎日?」
「唯兄が夕飯に戻ってくるとき、たいていは秋斗さんも一緒に来るの。だから、三月末からかな? 土日以外は一緒に夕飯を食べることが多いよ」
「……ふーん」
図書棟を引き払い、マンションで仕事を始めたことは知っていた。けど、マンションで翠と秋兄が会う確率はそれほど高くないと思っていただけに、この展開は予想外。
「……それがどうかした?」
「別に」
面白くないとは言えなかった。
「……来週にある模試の準備は?」
「少しずつやってはいるけど……」
こちらをうかがう目に隙を見つける。
「必要があるなら見るけど?」
「嬉しいっ!」
「唯兄が夕飯に戻ってくるとき、たいていは秋斗さんも一緒に来るの。だから、三月末からかな? 土日以外は一緒に夕飯を食べることが多いよ」
「……ふーん」
図書棟を引き払い、マンションで仕事を始めたことは知っていた。けど、マンションで翠と秋兄が会う確率はそれほど高くないと思っていただけに、この展開は予想外。
「……それがどうかした?」
「別に」
面白くないとは言えなかった。
「……来週にある模試の準備は?」
「少しずつやってはいるけど……」
こちらをうかがう目に隙を見つける。
「必要があるなら見るけど?」
「嬉しいっ!」