光のもとでⅡ
「ちょっと、司っっっ!?」
慌てる嵐子先輩を肩越しに振り返ったツカサは、
「嵐、覚えておけよ」
捨て台詞とともに小さく舌打ちをして教室を出た。
私は手を引かれたまま三文棟の階段を上がり、屋上へ出るドア前まで連れて行かれた。
「ツカサ、手、痛いっ」
小さく抗議すると、
「やりたくないことをするんだ。何か褒美があっていいと思うんだけど」
「……ご褒美?」
尋ねたらすぐに口付けられた。
学校でのキスには抵抗がある。でも――。
「キスで引き受けてくれるのならいくらでもキスして?」
クスリと笑って口にすると、真顔のツカサに見下ろされる。
「……なら追加させてもらう」
「え? 追加?」
次の瞬間、ツカサの右手が胸をまさぐり始めた。
「ツカサっ――!?」
「キスくらいどうってことないんだろ? それならこのくらい許されると思うけど」
慌てる嵐子先輩を肩越しに振り返ったツカサは、
「嵐、覚えておけよ」
捨て台詞とともに小さく舌打ちをして教室を出た。
私は手を引かれたまま三文棟の階段を上がり、屋上へ出るドア前まで連れて行かれた。
「ツカサ、手、痛いっ」
小さく抗議すると、
「やりたくないことをするんだ。何か褒美があっていいと思うんだけど」
「……ご褒美?」
尋ねたらすぐに口付けられた。
学校でのキスには抵抗がある。でも――。
「キスで引き受けてくれるのならいくらでもキスして?」
クスリと笑って口にすると、真顔のツカサに見下ろされる。
「……なら追加させてもらう」
「え? 追加?」
次の瞬間、ツカサの右手が胸をまさぐり始めた。
「ツカサっ――!?」
「キスくらいどうってことないんだろ? それならこのくらい許されると思うけど」