光のもとでⅡ
お昼に出されたのは明太子パスタとシーザーサラダ。
しめじと明太子のソースがとっても美味しくて、作り方を教わりながらいただいた。
食後はハーブティーをいただきながらの刺繍。
真白さんが作っている途中のものを見せてもらうと、ツカサが刺したものよりももっと上手で、芸術作品と言っても過言ではない。
思わず、自分が作っているものを見せるのが恥ずかしくてもじもじしてしまうくらいには雲泥の差だった。
「翠葉ちゃん、慣れよ。これを作り終わる頃には刺し目が揃ってきて、安定したステッチになるわ。焦らず丁寧に進めましょう?」
「はい」
針の持ち方や針の刺し方、初歩的なことをレクチャーしてもらうと、少しだけ刺し目が揃ってきたように思える。そして、難しいステッチも教えてもらうことで難なくクリアすることができた。
ハチマキの刺繍が半分を過ぎたところで休憩を取ることになった。
真白さんがお茶の準備をしてくれている間、真白さんが今まで作ってきた作品を見させてもらっていると、どれもがお花の刺繍であることに気づく。そして、いくつかは風景を描いた刺繍だった。
「それね、全部司が描いた絵をもとに刺しているのよ」
「え……?」
「あの子、小さいころからお絵描きが得意だったの。だから、よく下図を描いてもらったわ。司の絵、見る?」
「はいっ」
ツカサが絵を描くなんて初めて聞いた。しかも、こんなに上手だなんて……。
しめじと明太子のソースがとっても美味しくて、作り方を教わりながらいただいた。
食後はハーブティーをいただきながらの刺繍。
真白さんが作っている途中のものを見せてもらうと、ツカサが刺したものよりももっと上手で、芸術作品と言っても過言ではない。
思わず、自分が作っているものを見せるのが恥ずかしくてもじもじしてしまうくらいには雲泥の差だった。
「翠葉ちゃん、慣れよ。これを作り終わる頃には刺し目が揃ってきて、安定したステッチになるわ。焦らず丁寧に進めましょう?」
「はい」
針の持ち方や針の刺し方、初歩的なことをレクチャーしてもらうと、少しだけ刺し目が揃ってきたように思える。そして、難しいステッチも教えてもらうことで難なくクリアすることができた。
ハチマキの刺繍が半分を過ぎたところで休憩を取ることになった。
真白さんがお茶の準備をしてくれている間、真白さんが今まで作ってきた作品を見させてもらっていると、どれもがお花の刺繍であることに気づく。そして、いくつかは風景を描いた刺繍だった。
「それね、全部司が描いた絵をもとに刺しているのよ」
「え……?」
「あの子、小さいころからお絵描きが得意だったの。だから、よく下図を描いてもらったわ。司の絵、見る?」
「はいっ」
ツカサが絵を描くなんて初めて聞いた。しかも、こんなに上手だなんて……。