光のもとでⅡ
Side 翠葉 05話
応援合戦が終わると部活別対抗リレーが始まる。
当初、ユニフォームを着て走るなど部活色を出すという案があったものの、それでは公平にタイムを競えないし勝敗を決める落としどころがないという意見が多数挙がり、ジャージ姿で普通にリレーをすることになった。
各部選りすぐりのメンバーが揃うとはいえ天下の陸上部様がいらっしゃるのだから、それに対抗できるのは野球部かサッカー部くらいなものではないだろうか。
結果、一位は陸上部、二位が野球部、三位はサッカー部。
生徒会メンバーが所属するバスケ部、水泳部、弓道部は残念な結果で幕を閉じた。
ここまで見てきた限りでもツカサと飛翔くんはかなりたくさんの競技に出ている気がする。それを口にすると、
「なるべく全員が競技に参加できるように振り分けられてはいるんだけど、やっぱり運動神経がいい人間の出番は多くなるよね。それがひとえにMVPにつながってたりするんだけどさ」
紫苑祭のMVPは紅葉祭のMVPと同じで、人気投票のほか、競技での活躍を加味されて決まるのだ。
あと、このお祭りで目立つ人というならば、やっぱり応援団長だろう。
そんなことを考えれば、この紫苑祭のMVPが誰になるのかは予想がついてしまうというもの。
当初、ユニフォームを着て走るなど部活色を出すという案があったものの、それでは公平にタイムを競えないし勝敗を決める落としどころがないという意見が多数挙がり、ジャージ姿で普通にリレーをすることになった。
各部選りすぐりのメンバーが揃うとはいえ天下の陸上部様がいらっしゃるのだから、それに対抗できるのは野球部かサッカー部くらいなものではないだろうか。
結果、一位は陸上部、二位が野球部、三位はサッカー部。
生徒会メンバーが所属するバスケ部、水泳部、弓道部は残念な結果で幕を閉じた。
ここまで見てきた限りでもツカサと飛翔くんはかなりたくさんの競技に出ている気がする。それを口にすると、
「なるべく全員が競技に参加できるように振り分けられてはいるんだけど、やっぱり運動神経がいい人間の出番は多くなるよね。それがひとえにMVPにつながってたりするんだけどさ」
紫苑祭のMVPは紅葉祭のMVPと同じで、人気投票のほか、競技での活躍を加味されて決まるのだ。
あと、このお祭りで目立つ人というならば、やっぱり応援団長だろう。
そんなことを考えれば、この紫苑祭のMVPが誰になるのかは予想がついてしまうというもの。