片恋シリーズ~鎌田公一編~
恋バナ
うちの学校は敷地外に寮があり、当日五時半までに宿泊申請を済ませれば、通いの生徒でも泊まることができる。大会前などは、この制度を使って強化合宿する部が多い。
事務室へ申請書を出すと、
「はい、預かります。このあと、六時までに保護者と連絡がつけば申請書が受理されます」
事務のおじさんに言われて事務所をあとにした。
「かまっちゃんのところは家、大丈夫なの?」
ハルに訊かれて頷く。
「これが友達の家だとなんで事前に言わなかったの、ってなるけど、部活絡みで学校の寮っていうなら大丈夫。さっき連絡入れておいた」
「そっかそっか」
「ハルんちは?」
「うちは隼人先輩が一緒なら大丈夫っていうなんとも放任主義な家。その代わり、先輩から家に連絡ないとダメだけど」
部活が終わる頃、事務のおじさんが弓道場までやってきて、申請が受理されたことを教えてくれた。
事務室へ申請書を出すと、
「はい、預かります。このあと、六時までに保護者と連絡がつけば申請書が受理されます」
事務のおじさんに言われて事務所をあとにした。
「かまっちゃんのところは家、大丈夫なの?」
ハルに訊かれて頷く。
「これが友達の家だとなんで事前に言わなかったの、ってなるけど、部活絡みで学校の寮っていうなら大丈夫。さっき連絡入れておいた」
「そっかそっか」
「ハルんちは?」
「うちは隼人先輩が一緒なら大丈夫っていうなんとも放任主義な家。その代わり、先輩から家に連絡ないとダメだけど」
部活が終わる頃、事務のおじさんが弓道場までやってきて、申請が受理されたことを教えてくれた。