片恋シリーズ~鎌田公一編~
「いえ……。超、真面目返答で。しかも、その直後にイケメン現れて思い切り牽制されたしだいです」
「「それ、彼氏!?」」
「そんなこと訊ける精神状態じゃなかったです……。気づいたときには逃げ出してた感じで……」
先輩には肩をポンポンと叩かれ、ハルには「お疲れさん」と言われた。
寮に着くと、夕飯を食べてから風呂。風呂から上がると学習時間が二時間あり、九時半から就寝時間の十時半までは自由時間。
四人一部屋の一室を三人で使っているため、とくに部屋から出ることなく、何を気にすることなくさっきの話の続きを始めた。
「で? このあとはどうするの?」
ハルに訊かれ、どうするも何も、と思う。
「もう会うこともないんじゃないかな……」
「なんで?」
先輩が不思議そうに自分の顔を覗き込んだ。
「「それ、彼氏!?」」
「そんなこと訊ける精神状態じゃなかったです……。気づいたときには逃げ出してた感じで……」
先輩には肩をポンポンと叩かれ、ハルには「お疲れさん」と言われた。
寮に着くと、夕飯を食べてから風呂。風呂から上がると学習時間が二時間あり、九時半から就寝時間の十時半までは自由時間。
四人一部屋の一室を三人で使っているため、とくに部屋から出ることなく、何を気にすることなくさっきの話の続きを始めた。
「で? このあとはどうするの?」
ハルに訊かれ、どうするも何も、と思う。
「もう会うこともないんじゃないかな……」
「なんで?」
先輩が不思議そうに自分の顔を覗き込んだ。