片恋シリーズ~鎌田公一編~
「これ、番号に意味あったんだ?」
ハルが訊くと、
「はい。一応……この『20』というのが学年番号になっていて、次にくるニ桁はクラス番号。その次が出席番号でその次がひとりひとりに割り当てられた五人分の通し番号になってます」
「なるほどね」
隼人先輩が納得する。
「確認取れた? なら藤宮くんに連絡取ってやんなさい」
御園生ははっとしたように反応する。
自分にもようやく話せる会話の糸を見つけ、ここぞとばかりに声をかけた。
「御園生、彼と知り合い?」
「あの……生徒会で一緒なの」
俺はその言葉に絶句してしまった。
御園生が生徒会……!?
意外すぎて、意外以外の何ものでもなくて――。
ハルが訊くと、
「はい。一応……この『20』というのが学年番号になっていて、次にくるニ桁はクラス番号。その次が出席番号でその次がひとりひとりに割り当てられた五人分の通し番号になってます」
「なるほどね」
隼人先輩が納得する。
「確認取れた? なら藤宮くんに連絡取ってやんなさい」
御園生ははっとしたように反応する。
自分にもようやく話せる会話の糸を見つけ、ここぞとばかりに声をかけた。
「御園生、彼と知り合い?」
「あの……生徒会で一緒なの」
俺はその言葉に絶句してしまった。
御園生が生徒会……!?
意外すぎて、意外以外の何ものでもなくて――。