Moment
Prologue
私は気付きたくない事に気づいてしまった。
教室を見回す。
2時間目は古典だ。おしゃべりなおばさん先生は今日も元気が良い。
生徒達は金曜日だから疲れてるのだろうか。
ほとんどの生徒が寝ている。
六割は寝ているだろうか。
私も少し眠いが居眠りするほど眠くない。
「こらー!大原!何か楽しそうなもの読んでるね?なんだなんだ?」
先生が突然後ろの方の席の男子生徒に目を止め言った。
男子生徒はしまった、とでも言うかのように目を見開きすぐに机に何かをしまい許して、とでも言うような顔をする。
だが、先生は容赦しない。
「ほら!だしな!」
「あーもー本当スンマセン!次からは気をつけるのでーー」
「授業中にやることじゃありません!」
机の中からでてきたのは漫画だ。
あーばかじゃないの、休み時間に読めばいいものを。
教室を見回す。
2時間目は古典だ。おしゃべりなおばさん先生は今日も元気が良い。
生徒達は金曜日だから疲れてるのだろうか。
ほとんどの生徒が寝ている。
六割は寝ているだろうか。
私も少し眠いが居眠りするほど眠くない。
「こらー!大原!何か楽しそうなもの読んでるね?なんだなんだ?」
先生が突然後ろの方の席の男子生徒に目を止め言った。
男子生徒はしまった、とでも言うかのように目を見開きすぐに机に何かをしまい許して、とでも言うような顔をする。
だが、先生は容赦しない。
「ほら!だしな!」
「あーもー本当スンマセン!次からは気をつけるのでーー」
「授業中にやることじゃありません!」
机の中からでてきたのは漫画だ。
あーばかじゃないの、休み時間に読めばいいものを。