全部、抱きしめて
「由里子、好き嫌いってある?」
「好き嫌いは特にないですけど」
唐突に話題を変えた大瀬良さん。
まぁ。さっきの重苦しい雰囲気よりは全然いいけど。
「今から朝ごはん作るよ。大したもんじゃないけどさ」
「えぇっ? あたしやりますよ。花嫁修業の一環で料理頑張ってましたから」
「いいよ。オレがやるよ。由里子はテレビでも観てて待ってろよ」
そう言い残して、大瀬良さんは寝室を出て行った。
朝ごはんまで作ってくれるんだ.....。
嬉しいんだけど申し訳ないような気もするし。
とりあえずあたしも寝室を出て行く。
大瀬良さんは、キッチンで朝ごはんの準備に取り掛かっている。
リビングのテーブルの上に置いてあったハズのお酒の缶やグラスは既に片付けてあった。
大瀬良さん、何から何まですみません。
あなたには一生頭が下がりません。
足向けて寝れないです。
「好き嫌いは特にないですけど」
唐突に話題を変えた大瀬良さん。
まぁ。さっきの重苦しい雰囲気よりは全然いいけど。
「今から朝ごはん作るよ。大したもんじゃないけどさ」
「えぇっ? あたしやりますよ。花嫁修業の一環で料理頑張ってましたから」
「いいよ。オレがやるよ。由里子はテレビでも観てて待ってろよ」
そう言い残して、大瀬良さんは寝室を出て行った。
朝ごはんまで作ってくれるんだ.....。
嬉しいんだけど申し訳ないような気もするし。
とりあえずあたしも寝室を出て行く。
大瀬良さんは、キッチンで朝ごはんの準備に取り掛かっている。
リビングのテーブルの上に置いてあったハズのお酒の缶やグラスは既に片付けてあった。
大瀬良さん、何から何まですみません。
あなたには一生頭が下がりません。
足向けて寝れないです。