✡ワスレナグサ✡
「高野咲楽です。よろしくおねがいします」
クラスのみんなの前で自己紹介。
品定めされてる感じで嫌だな。このクラスになれること出来るのだろうか…
席に座ると隣の子が話しかけてくれた
「私、岩田青華。よろしくね!自己紹介とか嫌じゃない??私も半年前ぐらいに引っ越してきたばかりなの」
「あんまり好きじゃないかも…」
「だよね!わからないことがあったら遠慮なしに聞いて!」
「うん、ありがとう」
青華とは気があって、あれからずっと一緒にいる。帰る方向が反対なので、駅でお別れ。
気がついたら、引っ越してきてから1ヶ月。クラスにも徐々に慣れていっている。
そんなある日、いつものように青華と駅で別れたあと、電車に乗ろうとホームに行ったとき
「ねぇ、君っ!!これ、落としたよ」
周りに人がいないから、間違いなく私に話しかけてる。彼が持っているのはうちの学校の生徒手帳。いつも、胸ポケットに入れている。確認してみると、確かに無い。
よく見ると、同じ高校だ。ネクタイの色が違うから、上級生であることは間違いない。
「生徒手帳落とすと、いろいろ面倒だから気をつけて!」
「はい、ありがとうございます」
「方向同じだから、隣に座ってもいいかな?」
「いいですよ、私一人なので」
「おれ、川野春樹高3。よろしく」
「高野咲楽です、よろしくおねがいします」
「タメでいいよ、堅苦しいからさ」
それから、私が降りる駅までずっと喋っていた。
「私、ここの駅で降りるね」
「まじで??俺もここなんだけど」
「え、うそ…」
「ははっ!せっかくだから、家まで送っていくよ」
「ありがとう」
家につくまでの時間で、たくさん話をした。
私の前の学校のこと。家族のこと。美味しい学食メニューのこと。もちろん恋愛の話もした。
優しくてイケメンなのに、彼女がずーっといないらしい。
「今日はありがとうございました」
「明日の朝、7時に迎えに来るから」
「え、いや…悪いです…」
「いいのいいの!俺がやりたくてやってるんだから」
「そうですか…ありがとうございます」
「じゃあ、また明日!おやすみ」
「おやすみなさい」
クラスのみんなの前で自己紹介。
品定めされてる感じで嫌だな。このクラスになれること出来るのだろうか…
席に座ると隣の子が話しかけてくれた
「私、岩田青華。よろしくね!自己紹介とか嫌じゃない??私も半年前ぐらいに引っ越してきたばかりなの」
「あんまり好きじゃないかも…」
「だよね!わからないことがあったら遠慮なしに聞いて!」
「うん、ありがとう」
青華とは気があって、あれからずっと一緒にいる。帰る方向が反対なので、駅でお別れ。
気がついたら、引っ越してきてから1ヶ月。クラスにも徐々に慣れていっている。
そんなある日、いつものように青華と駅で別れたあと、電車に乗ろうとホームに行ったとき
「ねぇ、君っ!!これ、落としたよ」
周りに人がいないから、間違いなく私に話しかけてる。彼が持っているのはうちの学校の生徒手帳。いつも、胸ポケットに入れている。確認してみると、確かに無い。
よく見ると、同じ高校だ。ネクタイの色が違うから、上級生であることは間違いない。
「生徒手帳落とすと、いろいろ面倒だから気をつけて!」
「はい、ありがとうございます」
「方向同じだから、隣に座ってもいいかな?」
「いいですよ、私一人なので」
「おれ、川野春樹高3。よろしく」
「高野咲楽です、よろしくおねがいします」
「タメでいいよ、堅苦しいからさ」
それから、私が降りる駅までずっと喋っていた。
「私、ここの駅で降りるね」
「まじで??俺もここなんだけど」
「え、うそ…」
「ははっ!せっかくだから、家まで送っていくよ」
「ありがとう」
家につくまでの時間で、たくさん話をした。
私の前の学校のこと。家族のこと。美味しい学食メニューのこと。もちろん恋愛の話もした。
優しくてイケメンなのに、彼女がずーっといないらしい。
「今日はありがとうございました」
「明日の朝、7時に迎えに来るから」
「え、いや…悪いです…」
「いいのいいの!俺がやりたくてやってるんだから」
「そうですか…ありがとうございます」
「じゃあ、また明日!おやすみ」
「おやすみなさい」