彼と彼女の関係£ ─To say love me─
あのラブレターは、1年の頃に書いたもの。
小夏は、今もだが男子からは絶大な人気を誇っている。
生まれて初めて書いた、ラブレター。
なぜか、捨てるのがもったいなくて、願掛けみたいな感じで持っていた。
でも、まさか春田に見られるとは思わなかった。
誤解されたら…って思ったけど、諦めたって言う言葉を信じてくれた。
本当は、ほんの少しだけたまに考えてしまうことがあるけれど……
でも、97%は春田のことばかり考えている。
これは、春田中毒、と名づけた!
そんなことを考えている場合じゃなくて、告白の練習のこと。
なぜか、知らない内に口走っていた。
どうにかして、俺と春田がつながれる方法を考えて…考えて。
自分でも、なんで告白の練習なんてことを言ったのか良く分からない。
でも、練習と言ったからには、もっと春田と仲良くなって、関わって…
そしたら、本当の告白をしよう。
「好きだ、うめ。」
そう言える日が来るまで……