彼と彼女の関係£ ─To say love me─
倉庫の扉を見ると、人影があった。
「……?!新君!」
そう言うと、みんなが一斉に後ろを向いた。
「えっ」「きゃっ」「わぁ……」
それぞれが、言葉を発した。
新は、私に近寄ると
「大丈夫?うめ」
と言いながら、制服についたホコリを払ってくれた。
「うん!ありがとう」
「ふふっ!
で?
俺に話があるって人…は、誰?」
頬をつつきながら笑い…くるっと回って言った。
さっき、告白宣言をしたリーダーのような人が顔を赤くして、逃げていった。
「なーんだ、告白しないんだ。」
また、こっちを向いて……
「ね!」
とかっこよくウィンクしながら言った。
「ふふふっ」