君 が い な い 日 。
出たのは君のお母さん。
どうして?
聞くより先に、聞きたくもない言葉が耳に入った。
「あの子ね、貴方との待ち合わせ場所に向かってた途中、交差点で飛び出した子供を庇って……死んじゃったのよっ…。即死だったみたぃ…。」
涙が…止まらなかった。
彼女が死んだといつ事実に、ただただ悲しかった。
急いで病院に向かって走る。
握りしめた手の中には、君へのネックレス。
早く、君に届けなきゃ。
『人はね、死んでも少しの間だけ、声が聞こえるんだよ。』
おばあちゃんが昔言ってた。
もし本当なら、まだ…間に合うかな?