後ろの特等席。
「あれ?



名前書いてないや…」











どうしよう…




なんとかごまかさないとっ!





私の心臓はドキドキと音をたてる










「ねえ、さくらちゃん


これ書いたのさくらちゃんじゃない?

字がにてる」







優くんは少し頬を赤くしながらうしろに振り返っている







(え"ー!)






「お、女の子の字なんて皆そんなもんだよ」








少し頬の赤い優くんは私の目を見つめたあとまえを向いた




「そ、それもそうだな」








「そうだよ!

びっくりしたー」





(あっぶなかったー)







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