いじめてあげる。
「壱夜先輩の下僕だったら彼氏作っちゃいけないんですか?…下僕と彼氏は違いますよね?壱夜先輩私の事嫌いだし」
「あ?あぁ、壱夜が素直になんないから。」
ニヤけ顔で呟くウサギ。
「帰りますね。しつこく聞いてすいませんでした」
「っ」
「さようなら」
再度腕を組んで帰ろうとする2人。
「??っ」
―グイッ
「わっ!?」
「…そんなん、認めねーから…|
「認めないって…壱夜は彼氏じゃないんだから認めるもなにもないと思うけど♪」
キッと兎を強く睨む壱夜。
壱夜の腕の中には莉奈。
「お前には渡さないっつってんの」
「それって莉奈ちゃんが好きってこと?」
「ぶっ殺すよ」
「…またごまかしたねー♪」
「は…?¨また¨ってなんで知って「「作戦大成功ー!♪」」
莉奈は壱夜の腕の中から勢いよく抜け出して兎とハイタッチをしながらはねる。
「作戦…?」
「壱夜ごめんねー。最初っから見てた」
ニヤリと兎。
「壱夜先輩すいません!ウサギ先輩と仕組んでました!」
「は?意味わかんねんだけど」
「カマかけてたんだよいっちゃん鈍いねー♪」