いじめてあげる。








―そう。



美華と作戦をたてた後ウサギ先輩に電話をして呼び出し、三人で作戦を立て直したのだ。



全ては作戦通り。



やったー!



「壱夜焦ったでしょ?俺と莉奈ちゃんが付き合うっつってー」


「…てことは何。最初からウサギが登場するのは決まっててお前ら2人で俺をはめたわけ?」



いつもより低い声で呟く壱夜。



「「え…」」


「お前ら2人とも本気でぶっ殺すから」


「「!逃げろー!!!!」」


「逃がさねーっ」



真っ赤な顔で追いかけてくる壱夜先輩と、満面の笑みで逃げる私たち。




こうして壱夜先輩が素直になれないヘタレ、略してツンデレ(←)である事が確定し、


「無事両想いになれた壱夜と莉奈なのでしたー♪」


「ウサギお前まじでぶっ殺す」


「ツンデレツンデレ〜♪逃っげろー☆」


「〜〜〜(怒)」
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