いじめてあげる。
「いっちゃん's照れ顔写メげっと♪」
「やりましたね先輩!」
「やったね!」
「は、ふざけんな消せ」
さらに顔を真っ赤にしてウサギ先輩から携帯を奪おうとする壱夜先輩から逃げるわたしたち。
「無理ー!永久保存決定だもん★バラまいてやろ」
「ぶっ殺す」
「ぷっ(笑)」
三人で屋上を駆け回るのは楽しくて。
ついにウサギ先輩が壱夜先輩に捕まったところで予鈴が鳴った。
「…あ、予鈴」
「ちょ、壱夜ギブギブ!」
「それじゃわたし教室戻りますね!」
「放課後迎えに行くんで」と一言残して屋上を去る莉奈。
「離せってまじで苦しい…!…じぬ゛…」
「…」
パッ、とウサギを解放すると「ゴホゴホッ」と首を抑えながら立ち上がるウサギ。
「苦゙じい゙…」
「自業自得だから」
(結局写メは消されるし首はしめられるしで損したっ)
「つかさ、」