ルージュのキスは恋の始まり
10、弟の企み ー 美優side
私が玲王と別れた後もボーッと空を眺めていると、突然ポケットの中の携帯がブルブルと震えた。
携帯を取り出して見ると、百合ちゃんからの着信。
「百合ちゃん、こんな時間にどうしたの?」
『ああ、美優さん良かった!仕事中にごめんなさい』
「それはいいけど、どうしたの?」
どうせ仕事なんてしてないし。
それよりも百合ちゃんの慌てた声の方が気になる。
『大河さんが、ペンダント寝室に忘れたらしくて。あれがないと仕事出来ないってごねちゃって。助けてください~』
ペンダントって、私が大河が芸能界入りするときにあげたクロスのネックレスだろうか?
『寝室に忘れたらしいんですけど、大河さんはプライベート空間だから美優さんに取ってきてもらってって』
「大河がごねるなんて珍しいね。困らせちゃってごめんね、百合ちゃん」
携帯を取り出して見ると、百合ちゃんからの着信。
「百合ちゃん、こんな時間にどうしたの?」
『ああ、美優さん良かった!仕事中にごめんなさい』
「それはいいけど、どうしたの?」
どうせ仕事なんてしてないし。
それよりも百合ちゃんの慌てた声の方が気になる。
『大河さんが、ペンダント寝室に忘れたらしくて。あれがないと仕事出来ないってごねちゃって。助けてください~』
ペンダントって、私が大河が芸能界入りするときにあげたクロスのネックレスだろうか?
『寝室に忘れたらしいんですけど、大河さんはプライベート空間だから美優さんに取ってきてもらってって』
「大河がごねるなんて珍しいね。困らせちゃってごめんね、百合ちゃん」