ルージュのキスは恋の始まり
『ああ。例のストーカーと揉み合った時に手のひらを切って、今病院で傷を縫合中だ。その後の怪我の状態にもよるが、1週間後に抜糸だそうだ。ストーカーは警察に突き出したから心配するな。怪我させて悪かった』
美優に怪我させた事を悔やんでるのか、玲王の口調はいつもの俺様口調ではなく淡々としていた。
「手のひら以外は傷はないの?美優は落ち着いてる?」
『傷は手のひらだけだ。本人はもっとショックを受けてると思ったんだが、意外に落ち着いてる』
玲王の説明を聞いて安堵する。
「後からショックが来るかもしれないから気をつけて見てあげて。怖くても怖いって美優は素直に言えないから」
『ああ、わかってる。そっちはどうだ?』
「今、CMのレコーディングが無事に終わったとこだよ。俳優の俺に歌わせるなんて無茶ぶりもいいとこ。どうなっても知らないよ」
美優に怪我させた事を悔やんでるのか、玲王の口調はいつもの俺様口調ではなく淡々としていた。
「手のひら以外は傷はないの?美優は落ち着いてる?」
『傷は手のひらだけだ。本人はもっとショックを受けてると思ったんだが、意外に落ち着いてる』
玲王の説明を聞いて安堵する。
「後からショックが来るかもしれないから気をつけて見てあげて。怖くても怖いって美優は素直に言えないから」
『ああ、わかってる。そっちはどうだ?』
「今、CMのレコーディングが無事に終わったとこだよ。俳優の俺に歌わせるなんて無茶ぶりもいいとこ。どうなっても知らないよ」