ルージュのキスは恋の始まり
20、理性の箍 ー 玲王side
「玲王・・・・」
彬が俺を見て驚いている。
まあ、当然か。
美優が裏に行くのを見て彼女の手が心配で追ってきたが、まさか彬と片岡が一緒のところに出くわすとは思わなかった。
「お久しぶりですね。うちの片岡が何か粗相をしましたか?いや、あなたの片岡か」
俺が嘲ると、彬は俺を睨みながら唇をぎゅっと噛んだ。
「片岡は悪くないですよ。今日のCM発表の日程変更は片岡に内緒でしたから。なあ、片岡」
俺は片岡を一瞥する。
「・・・・。どうして私が裏切ってるとわかったんですか?」
「最初はじじいのヘンテコなメール。ふるいにかけろってな。じじいが事故にあった日だ。だが、ふるいにかける人間なんてお前しかいないだろ?改めてお前の事を調べた。復讐はお前の方だろ?片岡卓人は養子になってからの名前だ。元は鮫島卓人」
彬が俺を見て驚いている。
まあ、当然か。
美優が裏に行くのを見て彼女の手が心配で追ってきたが、まさか彬と片岡が一緒のところに出くわすとは思わなかった。
「お久しぶりですね。うちの片岡が何か粗相をしましたか?いや、あなたの片岡か」
俺が嘲ると、彬は俺を睨みながら唇をぎゅっと噛んだ。
「片岡は悪くないですよ。今日のCM発表の日程変更は片岡に内緒でしたから。なあ、片岡」
俺は片岡を一瞥する。
「・・・・。どうして私が裏切ってるとわかったんですか?」
「最初はじじいのヘンテコなメール。ふるいにかけろってな。じじいが事故にあった日だ。だが、ふるいにかける人間なんてお前しかいないだろ?改めてお前の事を調べた。復讐はお前の方だろ?片岡卓人は養子になってからの名前だ。元は鮫島卓人」