ルージュのキスは恋の始まり
「ここに・・・玲王の赤ちゃんがいる」
大事なものがここにある。
迷ってなんかいられない。
一日一日このお腹の子は大きくなっていくのだから。
「百合ちゃん、私・・・産みたい」
私の言葉に百合ちゃんが微笑んだ。
「はい。私、美優さんの事応援します。だから、一人で悩まないで下さいね」
百合ちゃんが私を抱き締めて優しく頭を撫でてくれた。
もう私一人の体じゃない。
強くならなきゃいけない。
玲王が知ったらどうするだろう?
・・・婚約者がいるのだから迷惑に決まってる。
・・・・知らせちゃいけない。
百合ちゃんに言われて、目が覚めた。
おろすという選択肢は今の私にはない。
彼との連絡は断とう。
大事なものがここにある。
迷ってなんかいられない。
一日一日このお腹の子は大きくなっていくのだから。
「百合ちゃん、私・・・産みたい」
私の言葉に百合ちゃんが微笑んだ。
「はい。私、美優さんの事応援します。だから、一人で悩まないで下さいね」
百合ちゃんが私を抱き締めて優しく頭を撫でてくれた。
もう私一人の体じゃない。
強くならなきゃいけない。
玲王が知ったらどうするだろう?
・・・婚約者がいるのだから迷惑に決まってる。
・・・・知らせちゃいけない。
百合ちゃんに言われて、目が覚めた。
おろすという選択肢は今の私にはない。
彼との連絡は断とう。