ルージュのキスは恋の始まり
だが、その時ロビーの方から俺目掛けて男性が変な雄叫びを上げながら走って来た。
「・・・彬?」
手にはナイフを持っている。
「お前のせいだ。お前が現れなければ俺が龍神の頂点に立ったのに」
猟奇的な眼で彬がナイフを振り上げ俺に襲いかかる。
だが、俺は怖くはなかった。
冷静にナイフを蹴り上げ、彬を床に叩き伏せる。
「お前が頂点に立つような器じゃなかったって事だろ。直接手は下してないにしろ、俺の両親を含めお前はたくさんの人間を死に追いやっている。罪を償ったらどうだ?」
彬が俺を睨みながら、床に転がったナイフを拾おうと手を伸ばす。
だが、そのナイフを別の手が拾い上げた。
大河だった。
「・・・彬?」
手にはナイフを持っている。
「お前のせいだ。お前が現れなければ俺が龍神の頂点に立ったのに」
猟奇的な眼で彬がナイフを振り上げ俺に襲いかかる。
だが、俺は怖くはなかった。
冷静にナイフを蹴り上げ、彬を床に叩き伏せる。
「お前が頂点に立つような器じゃなかったって事だろ。直接手は下してないにしろ、俺の両親を含めお前はたくさんの人間を死に追いやっている。罪を償ったらどうだ?」
彬が俺を睨みながら、床に転がったナイフを拾おうと手を伸ばす。
だが、そのナイフを別の手が拾い上げた。
大河だった。