ルージュのキスは恋の始まり
いや、通勤だけじゃない。
一人で一歩外に出ることさえできない。
コンビニもスーパーも怖くて行けなくなってしまった。
大河が所属事務所に相談してくれて、百合ちゃんが毎日勤務先まで送迎してくれている。
勤務先は研究所だけあってセキュリティーは万全だ。
警備員も所員の全員の顔と名前を覚えていて不審者はまず入ってこない。
「いえいえ。大河さんがうちにいるお陰で私もお給料もらえるんですから。このくらい当然ですよ。うちの社長も美優さんは大事にっていつも言ってますし」
「今日は脇坂さんは一緒じゃないの?」
脇坂さんは大河のもう一人のマネージャー。
ちょっと小柄なおじさんだが、とてもいい人ですごく頼りになる。
一人で一歩外に出ることさえできない。
コンビニもスーパーも怖くて行けなくなってしまった。
大河が所属事務所に相談してくれて、百合ちゃんが毎日勤務先まで送迎してくれている。
勤務先は研究所だけあってセキュリティーは万全だ。
警備員も所員の全員の顔と名前を覚えていて不審者はまず入ってこない。
「いえいえ。大河さんがうちにいるお陰で私もお給料もらえるんですから。このくらい当然ですよ。うちの社長も美優さんは大事にっていつも言ってますし」
「今日は脇坂さんは一緒じゃないの?」
脇坂さんは大河のもう一人のマネージャー。
ちょっと小柄なおじさんだが、とてもいい人ですごく頼りになる。