ルージュのキスは恋の始まり
タクシーがマンションの前に止まると、俺はすぐに美優のいる部屋に向かった。
玄関の前でインターホンを鳴らすか数秒迷ったが、結局鳴らさなかった。
逃げられては困る。
大河から受け取った鍵でそっと中に入る。
玄関には美優の靴が置いてあった。
だが、物音がしない。
靴を脱いで廊下を真っ直ぐ進み、突き当たりのドアをゆっくり開ける。
ここはどうやらリビングらしい。
「・・・・」
ソファで美優が寝ていた。
手には育児雑誌を持ったまま。
まだ明るい時間に美優の顔をじっくり見るのは久しぶりだった。
やっぱり・・・・痩せた。
玄関の前でインターホンを鳴らすか数秒迷ったが、結局鳴らさなかった。
逃げられては困る。
大河から受け取った鍵でそっと中に入る。
玄関には美優の靴が置いてあった。
だが、物音がしない。
靴を脱いで廊下を真っ直ぐ進み、突き当たりのドアをゆっくり開ける。
ここはどうやらリビングらしい。
「・・・・」
ソファで美優が寝ていた。
手には育児雑誌を持ったまま。
まだ明るい時間に美優の顔をじっくり見るのは久しぶりだった。
やっぱり・・・・痩せた。