ルージュのキスは恋の始まり
「キスに反応してるのかもな。後でじっくり確認してみようか」
玲王が何かを企んだ目で私を見つめながらニッと笑う。
後で?
じっくり?
何を考えてるの?
「大丈夫。ちゃんと睡眠はとってもらう」
「・・・・」
その言葉、ちょっと怖いんですけど。
妊婦にあまり刺激を与えないで下さいね。
私は玲王に目で訴える。
だが、彼はいきなり私を抱き上げると、参列者の方に向かって言った。
「花嫁の体調が急変したので、式はこれで終了とする。食事は用意してあるので、適当に楽しんでいってくれ」
「え?」
私・・・調子いいんだけど。
式の進行を無視した玲王に神父はあきれ顔で苦笑し、大河は口に手を当て笑いを堪えている。
玲王が何かを企んだ目で私を見つめながらニッと笑う。
後で?
じっくり?
何を考えてるの?
「大丈夫。ちゃんと睡眠はとってもらう」
「・・・・」
その言葉、ちょっと怖いんですけど。
妊婦にあまり刺激を与えないで下さいね。
私は玲王に目で訴える。
だが、彼はいきなり私を抱き上げると、参列者の方に向かって言った。
「花嫁の体調が急変したので、式はこれで終了とする。食事は用意してあるので、適当に楽しんでいってくれ」
「え?」
私・・・調子いいんだけど。
式の進行を無視した玲王に神父はあきれ顔で苦笑し、大河は口に手を当て笑いを堪えている。