ルージュのキスは恋の始まり
大河は全然悪くない。
弟の服からは、我が家の柔軟剤の匂いがした。
安心する。
落ち着いてくると、私は大河に事情を全て話した。
「美優、1人で怖かったよな。これからは俺が守るから」
何かを決意したかのように大河が呟く。
今までも十分守ってもらってる。
でも、大河の行動は早かった。
「あの男は合鍵を何故か持ってるし、ここに美優を1人で住まわせるわけにはいかない」
所属事務所の社長に事情を説明すると、その日のうちに私は大河の住むマンションに引っ越した。
大河のマンションはコンシェルジュもいる高級マンションで不審者は入れない。
怖かった通勤は、大河の事務所の女性のスタッフが毎日送迎してくれることで解決した。
化粧はしなくなった。
誤解されたくなかったし、もう傷つくのが嫌だったから。
弟の服からは、我が家の柔軟剤の匂いがした。
安心する。
落ち着いてくると、私は大河に事情を全て話した。
「美優、1人で怖かったよな。これからは俺が守るから」
何かを決意したかのように大河が呟く。
今までも十分守ってもらってる。
でも、大河の行動は早かった。
「あの男は合鍵を何故か持ってるし、ここに美優を1人で住まわせるわけにはいかない」
所属事務所の社長に事情を説明すると、その日のうちに私は大河の住むマンションに引っ越した。
大河のマンションはコンシェルジュもいる高級マンションで不審者は入れない。
怖かった通勤は、大河の事務所の女性のスタッフが毎日送迎してくれることで解決した。
化粧はしなくなった。
誤解されたくなかったし、もう傷つくのが嫌だったから。