ルージュのキスは恋の始まり
「無理無理。何年一緒に暮らしてると思ってんの。ほら、忘れ物」
大河が私の肩に手をかけ、私の頬に羽のように軽いキスをする。
それを見た百合ちゃんがポツリ呟いた。
「美男美女お似合い。でも、姉弟なんですよね。あ~、残念」
「何が?」
私が突っ込むと、大河に止められた。
「気にしないの。百合ちゃんは妄想の世界に生きてるから。美優は早く行かないと遅刻だよ」
大河が腕時計をトントンと指で叩く。
「あ~、今度こそ行って来ます!」
車のドアを勢いよく開け、外に飛び出すように飛び降りると走ってラボに向かう。
息急き切りながら中に入ると、亜紀ちゃんが不安そうな顔で私に声をかけた。
大河が私の肩に手をかけ、私の頬に羽のように軽いキスをする。
それを見た百合ちゃんがポツリ呟いた。
「美男美女お似合い。でも、姉弟なんですよね。あ~、残念」
「何が?」
私が突っ込むと、大河に止められた。
「気にしないの。百合ちゃんは妄想の世界に生きてるから。美優は早く行かないと遅刻だよ」
大河が腕時計をトントンと指で叩く。
「あ~、今度こそ行って来ます!」
車のドアを勢いよく開け、外に飛び出すように飛び降りると走ってラボに向かう。
息急き切りながら中に入ると、亜紀ちゃんが不安そうな顔で私に声をかけた。