ルージュのキスは恋の始まり
「あっ、すみません」
慌ててシートベルトを外す。
「研究員にしては良いとこ住んでんな。実家か?」
「家族の持ち家で。送って頂いて有難うございました」
笑って誤魔化しながら車のドアを開けると、目の前にはキャップを被ってサングラスをかけた大河の姿。
この雰囲気なんか怒ってる?
あ~‼
ずっと寝てて百合ちゃんや大河に勤務地が変わった事連絡するのすっかり忘れてた。
「美優、心配させるな!」
大河が私の身体をギュッと抱き締める。
「た・い・・・‼」
ヤバイ。
龍神社長の前で、大河とは言えない。
咄嗟に言い換える。
「体調が悪くなって、社長が送って下さったの」
慌ててシートベルトを外す。
「研究員にしては良いとこ住んでんな。実家か?」
「家族の持ち家で。送って頂いて有難うございました」
笑って誤魔化しながら車のドアを開けると、目の前にはキャップを被ってサングラスをかけた大河の姿。
この雰囲気なんか怒ってる?
あ~‼
ずっと寝てて百合ちゃんや大河に勤務地が変わった事連絡するのすっかり忘れてた。
「美優、心配させるな!」
大河が私の身体をギュッと抱き締める。
「た・い・・・‼」
ヤバイ。
龍神社長の前で、大河とは言えない。
咄嗟に言い換える。
「体調が悪くなって、社長が送って下さったの」