ルージュのキスは恋の始まり
「楽しみだなあ、あの社長にまた会うの」
大河が見つめるその先には、もう去ってしまった龍神社長がいた。
挑戦的のようでどこか楽しんでいるようなその顔。
大河がこういう表情の時は何か企んでいる時だったのに。
私はどうして気づかなかったのだろう。
弟の策にはまったと知った時には、もう逃げたくても逃げられない状況になっていた。
大河が見つめるその先には、もう去ってしまった龍神社長がいた。
挑戦的のようでどこか楽しんでいるようなその顔。
大河がこういう表情の時は何か企んでいる時だったのに。
私はどうして気づかなかったのだろう。
弟の策にはまったと知った時には、もう逃げたくても逃げられない状況になっていた。