いつだってそこには君がいた。



痛かったとか、そういうんじゃなくて。


触れた手がジンジンして、熱い。



「空斗もストライクとれよ!」


「まかせろっ」



高橋くんって、太陽みたいだ。


明るくて、眩しくて。

一緒にいるとこっちまで熱くなっちゃう。


今日、初めて会って

『がんばれ、転校生さん』

そう、声をかけられた瞬間から。



私は高橋くんの明るさに助けられてばかりいる。



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